| 現実とはこんなもの | ||
| 【2008/03/29 23:22】 | ||
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海外の大学って、りんごかじりながら、草の上でお喋りしたりとか パーチィがあったりとか、ハイ、ボブ、今日の講義は難しかったわね そうだねキャシー。でも僕の意見としてはさ、オーストラリア経済はもっと こうあるべきだよ、とか、なんかこー、アカデミックで自由なイメージが あったのですが、ですがね、現実は 生きるか死ぬかの大バトル を毎回繰り広げる、リアルRPG でした。 会計の知識もないし、ここで絵が役に立つとも思えないし、 どうすりゃいいんだ と思っていたある日、経済の授業中に 需要と供給のグラフを必死でうつしておりましたら、忙しいっちゅーのに 隣の子が話し掛けてきました。 「ねぇねぇ、大学時代はどこで何勉強してたの?やっぱり会計だったの?」 (100回ぐらいは聞くし、聞かれる登竜門な質問)に対して 「日本で美術。絵描いてたの」というと、まぁたいがいは 「へぇそれは面白いねぇ」とか「絵は具体的に何を専攻してたの?」とかいう 質問が返ってくるので、今回もそう来るだろうと思いながら、 グラフ製作に集中しておりましたら、 「え――――っいいなぁ・・・って事はさぁ、グラフがさぁ、そりゃもう んもう超キッレイにかけるって事だよねぇ〜!」と ため息混じりに返答してきました。 ・・・何の話をしてるんだ?と思いながら、その子のノートを覗き込んだら ミミズの喧嘩みたいな絵が描いてある。 ……………なんだこれ、ロールシャッハテストか? そういや前にTVで見た、アル中患者の描いたあちらの世界が こんな感じだったような気がしない事もない。 しかしなんというか、人を不快にさせる絵だなコレは そもそも絵なのかもわからないけど、何だこりゃ その芸術的な絵を仰視すること1.5秒、 絵の横に、申し訳なさそうに 「需要と供給」ってメモがきが。 … … … これグラフだったのか! うっわー、こいつ下手く・・・いやいや、大変個性的なグラフですね。 グラフに個性が必要なのかは疑問ですが、と思っていると、 「私さぁ、金融関係で大学出て、経済も取ってたんだけど・・・私の大学は グラフ関係は絶対に手書きじゃなくちゃいけなくってさ・・私どうしてかわからないんだけど 絵が下手で、絵が下手で落第したの。経済学部なのに。 今回も手書きのグラフ提出があったら・・・私どうしよう・・ハァ・・・」と 隣で暗雲がたちこめてきてしまいました。 「も、もし良かったら、わ、わたしが描くけど?・・ってかなんというか 線を斜めに引くだけなんですが・・・」というと 「ほ、本当に?わ、私のグラフ書いてくれる?」と、まるでクララが立った勢いで 喜んでくれ経済学部のハイジ。 芸は身を助けるんですな。そして、人間みんな向き不向きがあるんですな。 そのヘタク…いえ芸術的なグラフを見ながら、しみじみと思いました。 そんなに頭が良い生徒でも、自分の想像を越えたところに 度肝を抜かれるような悩みがあるんですな。 |
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